腰が痛かった。

india-fiddle2006-04-30

昨日安藤裕子さんのライブに行って参りました。以下ライブレポです。っていうかライブに行った自分レポ。
僕の音楽観というものに革命を起こしてしまった安藤裕子のライブ。昨日の日記にも書いたのですが、もうメチャクチャ楽しみでした。HR/HMしか聴いていなかった僕がHR/HMから少し遠ざかってしまうほど聞き惚れてしまって、でも気づいた時にはちけっとぴあでは『チケット残りわずか』の表示が。焦って買ったのでした。

予習はほぼ完璧。彼女の発表音源のなかで知らない曲は5曲しかない、はず。普段ならこんなことないんですよ。大好きなMR.BIGSteve vaiですら。リリースされてるCDの数ってのも関係あるんでしょうけど、あんまり好きじゃないCDだとどうしても聴く回数が少なくなっちゃって『あれ、こんな曲あったっけ?』みたいなことがしばしばあったりして。でも今回は2週間にわたる超ヘビロテによってほぼ全曲をカバー。意気揚々とSHIBUYA-AXへ向かうわけです。

少し余裕を持って出かけ、原宿駅からてくてく歩くこと約10分。着いたのは4:45頃でしょうか、会場が5:00で僕の整理番号がかなり遅めなのでこんなに早く着かなくてもよかったなと思いながらも、無事につけたことに一安心(ライブ会場が見つからずに泣きそうになった経験多)。いつものAXにはない巨大な車のオブジェにビックリしながらも開場時間をまちました。
その待ち時間にまたビックリ。客層が意外だったのです。AEROSMITHのTシャツなんか着ていったので『場違いオブザイヤー2006』にノミネートされかねないと思っていたのですがそんなことなかった。曲調とか歌詞から考えて女の人が多いんだろうなと勝手に思っていたのですが、男も多い。
えーとなんだっけ。あ、そうだこれライブレポだった。それで、開場時間に係の人がAの整理番号を呼び始めて、Bの僕はかなり待つハメに。Aの人が入り終わって次はBに。そこで改めて自分の整理番号を見てみると
『B 270』
270!?そんなに遅かったの!?たしかAの人が720とかそのくらいまでいたから270ってことはほぼ1000人目。もうこりゃ最後列だな。ええい、クソ。まあ遠くでもいいや、帰るとき出口が近いもんねハッハー(ヤケクソなポジティブさ)
と思って中に入ってみるとステージまでの距離10Mくらい。今までの1000人どこ行ったんですかね。とにかくラッキーでした。
そして一人スタンディングライブで最も過酷な開演までの待ち時間。ホントつまらんかった。まあどうでもいいや。SEで上原ひろみが流れてたことくらいしか覚えてません。


ほぼ定刻通りに白いカーテンのようなもの(ステージにかかっていたのです)の向こうに人影が。お、そろそろかと思うとピアノの音が。あ、ニラカイナリィリヒですか。あれ?カーテン落ちないの?でもバックからライトが当たってて幻想的な感じ。以下セットリストと印象が特に強かった曲の感想を載せてみます。たぶんあってるはず。


1.ニラカイナリィリヒ
2.Green Bird Finger.
3.のうぜんかつら
4.悲しみにこんにちは
5.サリー
6.黒い車
7.MONDAY BABY
8.煙はいつもの席で吐く
9.さみしがり屋の言葉達
10.愛の日
11.Lost child,
12.メンバー紹介の歌(なんていったっけ?)
13.ポンキ
14.み空
15.夜と星の足跡 3つの提示
16.隣人に光が差すとき
17.聖者の行進

  • encore-

18.のうぜんかつら(リプライズ)
19.新曲
20.あなたと私にできる事


不覚にもニラカイナリィリヒで『うまっ』って思いました。『不覚にも』っていうのはわけがありまして、安藤裕子さんはレビューとかでしばしば『圧倒的な歌唱力』とか『本物の実力』みたいなことを書かれるじゃないですか。でも僕はそう思わないんですよ。僕が魅かれたのってこの人の『地声とファルセットの使い方』であったりだとか、『ほんの一瞬声を裏返す』とかそういうところの使い分けで、そういうのがレビューに言われる『本物の実力』なのかどうかはわからないけれど、歌唱力が圧倒的かと言われたら素直にうんとはうなずけないと思っていたのです。
僕がバカでした。この人うまいですね。ニラカイナリィリヒで聴かせた声はCDよりも太かったです。厚みがあったっていうか。
Green Bird Finger.はTOKIEさんのベースラインがかっこよすぎる!あんな人を今までしらなかった自分が恥ずかしいです。あとこの曲のブレイクがすごく好き。
黒い車って好きじゃなかったんですが、TOKIEさんのせいでちょっと好きになりました。
あ、そうそう、Lost child.安藤裕子さんが泣いてましたね。感極まってしまったんですかね。
隣人に光が差すとき聖者の行進の流れは相変わらずすごいと思う。本当に完璧だと思う。こんな完璧な流れってHellion~Electric Eye(Judas Priest)以来じゃないかと。いや、まあそれは言い過ぎかもしれないけど、この2曲だけでも見る価値あると思う。圧巻の一言。
あなたと私にできる事もすごくよかった。こういうラブソングってイマイチ好きになれないんだけど、この曲は素直に好き。特に最後の方の『いつかあなたと確かめたい』ってとこの声が好き(←細かっ)なんだけど、そこもちゃんとそういう歌い方してくれてました。


全体的にみて、すごくよかったです。こういう文章まとめるのすごく苦手だからもう何かいていいんだかわからなくなって、今頭の中メチャクチャになってるんですけど、僕が初めて彼女を見たMステよりも確実に声が出てたし、いいアーティストだなって素直に思いました。たぶん12月も行きます。

あー、そうそう、個人的には忘れものの森をやってほしかった。そんだけ。


あとは変にアイドルっぽくならないことと一発屋になってしまわないことを願います。