何かを辞めること

バイト先の社員が今日付けで一人辞めた。
別にここに特筆して書くような仲の人ではないのだけど、少し寂しくもある。
僕のバイト先は教育関係の会社で、若い人は結構辞めていく。別の部署の知り合い(というか随分お世話になった人)もほとんど辞めて別の仕事についた*1し、バイトから社員にあがったひとも2ヶ月くらいで辞めた。今日辞めた人が以前言っていたのだが、自給換算するとバイトより賃金が低いらしい。つまりそのくらい働かされる会社だってこと。
その人は僕の働く課で唯一の女性だった。僕が入ってきた時には女性は皆無で、たしか去年の秋頃に他の課から異動になってきた。とっても明るくて、誰にでも分け隔てなく話しかけるような人だったので、その人が異動してきただけで職場の雰囲気は大分違ったように思う。
それが今日、急に『今日飲み会だから。』と言われて、どうしてか尋ねたら『〜さんの送別会。』と言われた。僕はここのところあまりバイトに入っていなかったので僕だけが知らないのかと思ったら、みんな今日になって知らされていたらしい。社員も含めて。
その辞める社員は『福山好き』&『槇原好き』と見事に僕と趣味が一致していた。かといってそれについて話したことはほとんどないのだけど、いつか話してみたいなとも思っていた。最後のチャンスが今日の送別会だけど、残念ながら行けない。
なぜなら僕は今日どうしてもヤマハのレッスンに行かなければならない。来月いっぱいでヤマハを辞めるからだ。レッスン料の引き落としの関係でどうしても今日行かなければならないのだ。だから、最後に少しだけお礼と挨拶をしてきた。


何回か書いたスペイン人の友人は突然辞めた。今回の社員も突然辞めた。なんていうか、『突然辞める』というのはとても寂しいものなんだなと思った。

*1:しかも一番お世話になった人は声優になった